
予防接種は感染症や疾病を予防するために免疫を高めるために行われます。
接種の費用の一部が国や地方自治体によって補助されることもあります。
※ワクチン接種に関する詳細な情報は厚生労働省や市役所のウェブサイトなどをご確認ください。
当院で接種可能なワクチン
- インフルエンザワクチン
- インフルエンザによる重症化や合併症を防ぐことができます。
- 高齢者肺炎球菌ワクチン
- 肺炎球菌は肺炎や髄膜炎などの重篤な感染症を引き起こす細菌です。肺炎球菌感染症による合併症や死亡を減らす効果があります。
- コロナワクチン
- 詳細は決まり次第お知らせします。
- 麻疹・風疹(MR)ワクチン
- 麻疹は発熱、発疹から肺炎や脳炎などの合併症をきたす疾患で、非常に強い感染力があります。風疹は‘3日はしか’とも呼ばれた発熱、発疹をきたす疾患で、妊婦が感染すると赤ちゃんに重篤な障害が出る可能性があります。
- 帯状疱疹ワクチン
- 帯状疱疹は顔や身体に痛みのある発疹や水ぶくれができる疾患で、皮膚症状が治まったあとに、長期間にわたり皮膚の痛みが続く、帯状疱疹後神経痛が問題となります。
帯状疱疹の原因は小児期の水ぼうそう(水痘)ウイルスが、身体の中に潜伏しており、加齢、ストレス、免疫力の低下により再活性化するためといわれています。加齢とともに増加し、一生のうち3人に1人が経験するといわれます。
- おたふく
- 流行性耳下腺炎とも呼ばれ、耳の下(耳下腺)の腫れと発熱などの症状が出ます。ほとんどの人が3~9歳までにかかりますが、思春期以降にかかった場合は重症化しやすく男性の場合、精巣炎(睾丸炎)を併発し男性不妊を起こすことがあり注意が必要です。接種歴がなく、かつ感染歴のない方が対象となります。1か月以上あけて2回接種します。
- 破傷風トキソイド
- 破傷風は土壌中の細菌が産生する神経毒素によって引き起こされる病気で、通常は傷口から体内に侵入することで感染が広がります。非常に危険で、重篤な筋肉けいれん、呼吸困難、死亡することもあります。
- 子宮頸がん(シルガード、ガーダシル)
- 子宮頸がんの発生に関わるHPVと呼ばれるウイルスが長期にわたり感染することががんになると考えられています。子宮頸がんワクチンはがんを起こしやすいタイプ(HPV16型、18型)からの感染を防ぎ、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぐと言われています。
- A型肝炎
- 食べ物を介して起こる感染症です。
世界中で広く流行がありますので、海外で生活される方(特にアジア、アフリカ、中南米)は接種をお勧めします。
- B型肝炎
- B型肝炎にはワクチンがあり、接種により予防が可能です。抗体をつけるためには3回の接種が必要です。家族にB型肝炎(キャリア)の方がいる、医療関係のお仕事に従事する方などは、接種をお勧めします。